第1回さざなみオフ振り返り

平素よりお世話になっております。うみんちゅです。

第1回さざなみオフにご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

今回は運営寄りのレポートを書いていきます。日記的なオフレポVlog形式でだしたのでYouTubeからどうぞ。

 

さざなみ発足に至るまで

 ぼーれーさんの記事
https://note.com/excadrill_/n/nd5365c2d60c1

過去記事

今後について - 千重波しきに思へども (hatenablog.com)

発足については上記記事でも一部触れられています。

 

 

①Youtuberが大会運営をすること

厳しい話ですが前提としてこれに触れます。

少し自己紹介をすると

僕はTonamelの認定支援大会を継続的に開催し、表彰状が届く程度には実績と経験を積んだオンライン大会の主催兼Youtuberです。

また、あくまで主軸はYouTube活動。界隈で元々有名だったプレイヤーやイベンターがYouTubeを始めたという訳でもなく、ほぼ白紙の状態から登ってきた純Youtuber(?)が大会運営を兼任しています。

 

僕の活動をきっかけに「自分もTonamel大会開いてみよう」と思ってくれた方も過去に複数見てきたので言及しておきますが、僕や僕みたいな属性の人間が大会を運営をするのはリスクしかないです。

具体的には他人やコミュニティが起こした不祥事が自らのイメージダウンにつながったり、逆に自分が別の出来事で不祥事を起こした場合は関わっている大会やコミュニティに多大な迷惑がかかります。

またポケモンの大会運営は利益にならず、様々なリソースを消費して開催されるボランティアです。自分で言うのもおかしな話ですが、配信者なら普通に動画投稿活動へリソースを注ぎ込んだ方が賢いです。

 

特に前者のリスク面は様々な決断に付きまとってきます。僕は常にこれらを踏まえた上で考慮していため前提として触れました。

 

②なぜオフを立ち上げるに至ったか

BDSPの頃に1度開催していましたが、当時の決め手は『誰もやらないから自分がやる』でした。しかしSVには自分よりも経験や実績のあるイベンターが多いため僕が開催する必要性は低いと判断していました。①を踏まえると開催に慎重を要する事も分かるはずです。

 

ただ個人的には大会やオフ対戦が好きであり、これを広めたいという熱意はずっと持っていました。

『1年ほど掛けてオフ運営や技術に長けたスタッフを0から集めたり、いろんな有識者から話を聞いて、いつか自分で開催したい』と考え、なるべく都内のオフへ足を運ぶようにしました。

 

まずエントリーしたのは第37回シングル厨のつどい。振り返ってみればこの出会いが大きかったので細かく書きます。最初に出会ったのは現オフの一員でもあるぶれどんさんでした。

ゲームイベントの運営スタッフを長らくされている方ですが、ポケモンに戻って来たのは数年振り。SVで新たなポケモンオフ(Dive to live)を開催する予定があるのでぜひ遊びに来てくださいと誘っていただきました。

ぶれどんさんの熱意とオフ愛が溢れるトークには一切の隙がなく、僕が自分の話をするターンはない程で色々な話を聞かせて頂きました。

この時は「熱意も現場経験もある方で、お互い無いものを持ってそうだけどDive to liveの参加は一旦検討中としよう」と考えていました。

(ぼーれーさんともこの時に会っていたが、普通に対戦相手としての会話のみだった。)

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シングル厨予選が終わり、本戦進出者の発表がされたタイミング。

 

ここから運命の分かれ道がスタートしました。

この時に僕は保留としていたぶれどんさんのオフへの参加を即決することになります。

会場では本戦準備に伴い参加者スタッフを含めた大掛かりな備品移動が始まったのですが、この時のぶれどんさんの動きがシングル厨の現場スタッフ並みに目立っていたためです。受け取り方はそれぞれかもしれませんが、一般参加のぶれどんさんが単純労働ではなく誘導や指揮を率先して行っていた姿を見て僕は純粋に興味が沸きました。

『僕には絶対に出来ない。現場経験が長い人の動きだ。この人がやるオフを見てみたい!』

 

それがさざなみ誕生の出会いを作ったオフ Dive to Live でした。

参加人数は2桁に満たないオフでしたが、その分一人一人とコミュニケーションを取れる時間が増え、参加メンバー同士でディスコ―ドサーバーを作りその後も交流することになりました。

 

シングル厨では有難い事に何度か声を掛けて頂きましが、Dive to Liveは良い意味で僕のことを‘’ポケモン実況者うみんちゅ‘’として知る方が少なく、一人のプレイヤーとして知り合った方達なので個人的にはとても打ち解けやすい環境でした。

 

ある日、メンバーのぼーれーさんから何の為にYoutube活動やオンライン大会をやっているのか聞かれたことがあります。その回答として昔から描いていた1つの目標「ポケモン対戦というコンテンツに新しい価値を作りたい」というもの伝えました。

この時に僕らは意気投合し、新たな対戦総合コミュニティ「さざなみ」が2023年6月に立ち上がりました。

 

僕が月に1度ペースで開催していたオンライン大会もさざなみと統合し、

週末定期開催となった「さざなみバトルマッチ」と上位招待大会「千重波祭」に変化。ぼーれーさんサポートの元「さざなみオフ」も開催できる運びとなります。

 

そんなこんなで1年ほど時間を掛けオフ開催を検討して行こうかと思っていた僕の見積もりは、ぼーれーさんやぶれどんさんとの出会いにより劇的に短縮できました。

他にもDive to Liveで知り合ったシングル厨スタッフのちほさん、BDSPの頃から交流のあるフィア―さんも挙手してくださり5名のオフスタッフが結集。

 

これにより開催された第1回さざなみオフは2023年8月27日

一般参加32名、見学参加2名、当日スタッフ5名を動員するポケモン対戦オフとなりました。

 

今回の目標

競技シーンを重視し、ランクマ強者によりスポットを当てるオフ大会は既に他の大会がやっていることであり、仮に今の僕がそういった大会を目指して開催しても劣化版にしかなりません。

 

第1回のさざなみオフは

『オフ初心者が対戦オフというものに慣れ、シングル厨や雷撃などその他のオフイベントにも参加したいと思ってもらえる入口のオフ』

とすることを目標として設定しました。

これも簡単なことではないですが、初心者にリーチを掛けやすいのはナノインフルエンサーかつ主催実績もある僕の強みです。

 

そしてオフの成功はこの目標や思想が参加者に伝わるか否です。

「参加枠が満員になった」とか「参加者が楽しんでくれた」では今回の目標が達成されません。これはスタッフ全員の共通認識として取り組んでいます。

 

取り組みについて

 

第1回さざなみオフは

ぼーれーさんをはじめスタッフと様々な部分で担当を分けています。

ただし最終決定は主催の僕が取る組織体制なため「担当外なので僕はこれ知らなかったんです〜」ということは起きないようにしています。

 

僕が主に担当していたのは

 

・ブログ要項作成

・Tonamelページ作成、運営

・Discordサーバー作成、管理

・さざなみ公式Twitter運用

・動画編集

・決勝配信卓デザイン作成

・サムネイル編集、KP表などその他デザイン系ディレクション

・BGMのプログラム作成

・決勝戦実況

・問い合わせ対応

・当日受付

・参加費の管理

・参加者同士のコミュニケーション管理

・イベント撮影

・その他イベントの最終決定

 

などです。

 

またTonamel初心者がオフ大会の参加方法を実際に体験する場でもあるので

序盤は僕が常に巡回して丁寧にレクチャーできるようにしていました。

※Tonamelとはイベントの参加~対戦まで全て一括で行える大会用プラットフォームです。

 

大会ルール

TOD制限やスイスドローといった大会形式に関するところですね。

ここら辺は僕とぼーれーさんが深夜から朝5時まで何度もミーティングしたり、様々な方から意見を頂いた上で導入に踏み切ったデザインです。

これの意図はぼーれーさんの記事を読んだ方が分かりやすいと思います。

https://note.com/excadrill_/n/nd5365c2d60c1

 

 

サイドイベント

これは個人的にかなり検討を重ねていたところで他にもやってみたいアイディアはスタッフ間で出ていましたが、今回は型バレOK感想戦ありの対戦会形式を採用しました。

 

これは今まで僕の経験でよくあった

「相手と感想戦をしたくてもお互い型バレに気を使ってしまい話が弾まない」という問題を解消したルールにしたい意図がありました。

 

「秘匿性を遵守したガチ対戦」ではなく「友達と笑い合いながらやるフレ戦」も面白いですよね。それを体験して欲しかった。

2勝した選手に先着順で景品も用意させて頂きました。

かなり低い獲得ハードルなので参加モチベにもなりやすかったと思いますが、これは小規模かつスポンサードがあるから出来たことです。

毎回用意できる保証はないので許してください。

 

 

告知PV

ぼーれーさんのアイディアでニャースの声真似が出来るストリーマーの方にナレーションを当てていただきました。

これによってかなり記憶に残りやすいものとなったと思います。

youtu.be

ナレーション:しるてぃー

Twitter(X)⬇︎

https://twitter.com/4_Ru_T

Twitch⬇︎

http://twitch.tv/4_ru_t

YouTube⬇︎

https://youtube.com/@4rut342

編集:うみんちゅ

 

しるてぃーさんご協力ありがとうございました。

当日も「ニャースの方はいないんですか」という声を頂いていたようです。

これに関しては、ご本人を招待するのはリスクが高いということで今回は見送らせて頂いてました。

別界隈で有名な方なので、しるてぃーさん目的で来場される方が発生するためです。

 

今回開催するのはあくまでポケモン対戦オフであり、僕やしるてぃーさんのファンミーティングではありません。

ポケモンに興味のない人間が別目的で会場に来る」ことは本意ではありませんし、専属のスタッフ(ボディーガード)を配置する必要もあるのでオペレーションも厳しくなります。

 

 

会場BGM

BGMは個人的に大切にしていたポイントです。

会場で流れたBGMはスケジュールに合わせて僕がプログラムを組み、流させて頂きました。よく使用していたのはサザナミタウンとBDSPのBGM。

 

BDSPの楽曲は個人的に思い入れがあるというだけではなく、公式がこういった目的で使用されることを許可して過去に配布をしていた楽曲であるため使用しやすいです。

 

次いで二次創作曲とオリジナル曲です。個人的にポケモンのBGMアレンジ文化はかなり好きです。更にこれは今までお世話になった友人、クリエイターの宣伝としても活用したいという意図があります。大切な場面ではこの楽曲たちをお借りしています。

 

歴代チャンピオンミックスアレンジ!編曲:マヨネーズこういち


www.youtube.com

明日からのはなし 作曲:マヨネーズこういち


www.youtube.com

Acacia オーケストラアレンジ 編曲:くんぺー


www.youtube.com

 

改めて自分がどれだけ出会いに恵まれているか実感せざるを得ません。ありがとうございました。

 

(あとイラストを描くのが好きだという方をひっそり募集していたりします。)

 

 

運営費用について

先述でも少し触れましたが、第1回の運営費はぼーれーさんのスポンサードによって賄われています。

あれだけ景品を準備したり参加費割引を付けたら赤になるのは当然ですが、今回のオフはそもそも設計段階から±0になるまで回収するつもりがありませんでした。

 

参加者の中には敢えて割引を使わず参加費を満額払って下さる方も何名かいました。本当にありがとうございます。せっかくの割引なので使えるものはぜひ遠慮せず使ってくださいね。

 

因みにぼーれーさんの記事にも書いてあるんですが、会場に募金箱とかを設置する予定も現状ありません。"マジで応援したい支援したい"という方は僕の動画か配信にスパチャして頂ければ大会の運営費用に当てます。

 

スポンサードに甘えすぎる事も良いことばかりでないと理解しているつもりなので、今後はなるべくイベントそのものでペイできるようにしていきます。

 

 

まとめ

第1回で運営が設定していた目標はおおむね達成されました。もちろん組織や個人としての反省点はそれぞれいくつかあったので次回以降ブラッシュアップしていきます。

 

またオフ経験者や別団体の主催運営の方々にも多くご参加頂けたこと、大変嬉しかったです。またどこかの機会でお話出来ましたら幸いです。

 

以前に主催したうみんちゅオフ参加者も招待していましたが、更にイベントとして進化したオフ体験をして頂けたかなと思います。もちろん中には昔のオフが忘れられない方もいるかもしれません。僕もそうです。

ただ今も昔も僕の考えは変わっていません。自分のファンイベントではなく、純粋にオフ対戦を楽しめるオフを作りたい。そしてゆくゆくはポケモン対戦に新たな価値を与えたい。さざなみはこれを目指して進んで行きます。

 

 

改めましてスタッフ、クリエイター、参加者の皆様本当にありがとうございました。

 

 

公式Discordの方も先日改良されたと思いますがぜひお気軽にご活用いただければと思います。

 

そんなこんなですが、何と開催から約1月後、9月30日に第2回さざなみを開催する運びとなりました。

こちらはかなり特殊な条件下のオフなのでまた新たな挑戦&効果検証になる予定です。

 

あ、オンライン部門も定期的に告知しているのでぜひ遊びに来てください~

ではまた次回の大会でお会いしましょう。
おつんちゅ。